ワットポーは1788年ラマ1世によって再建されたバンコク最古の寺院です。
ラマ1世はここに仏教・医学・文学の学問所を置き、教育の場としたそうです。
入口で「ワットポーは閉まっている」と声をかける詐欺師がいるので十分注意してください。
普通船かオレンジ船に乗り、N8のTha Tien(ター・ティエン)で下車します。
2018年は工事中で対岸のワットアルンへ行き、船を乗り換えました。

10時過ぎると観光客で混み合いますし、かなり暑くなるので9時前がおすすめです。

下の写真は木の下に座る釈迦をナーガ(9つの頭を持つ蛇の精霊)が雨風から守っています。
ナーガは釈迦が悟りを開いた時の守護神だそうで、寺院の階段の手すりのモチーフにも使われているそうです。

下の写真の本堂の台座にはラマ1世の御骨が納められており、壁にはお釈迦様の生涯が描かれています。
2013年は9時から行われる朝のお勤めも聞きました。
大勢で行われる読経は迫力があります。

寝釈迦仏が有名です。

全長46mで悟りを開いたお釈迦様が涅槃に入る直前を表現したものだそうです。

ついつい涅槃像に注目してしまいますが、壁画も見事です。

足の裏にはバラモン教の宇宙観が108の絵で表されています。
偏平足は悟りを開いたもののしるしだそうです。

見事な螺鈿細工(真珠貝の貝殻で下地を作り、草や水牛の角などで黒い粘性のものを塗布し、軽石で磨いたもの)によって描かれています。

2018年は修復作業中でした。

裏側に回りました。

108つある煩悩を消滅するための祈り「ダンプン」が行えます。
20Bでサタン硬貨(煩悩の象徴)を購入し、それを順々に無言で鉢の中に喜捨していきます。
参拝の後は敷地内の「ワットポーマッサージスクール」でフットマッサージ1時間840Bを受けます。
こちらはタイ式マッサージの総本山で、学生たちが施術しています。
マッサージはとても気持ちよく、施術室は涼しくて快適です。

