スペイン

トレド観光とカサ・アウレリオで昼食

スペインの人々の「魂の都」といわれているトレドは、6世紀以来スペインのカトリック信仰の中心で、かつて100を超える教会や修道院がありました。

こちらは宿泊したパラドールから眺めた景色です。

パラドール
トレド
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トレドの旧市街へはパラドールよりタクシーで10分です。

旧市街の中心ソコドベール広場まで行き、そこから観光を始めます。

観光列車ソコトレインの発着地でもあります。

ソコドベール広場

広場には『ドン・キホーテ』の有名なシーンをタイル画にして埋め込んだベンチがあり、多くの観光客が腰掛けています。

カフェやマクドナルド、土産物店もあります。

こちらは15世紀に建てられたトレド大聖堂で、スペインカトリックの大本山です。

エル・グレコの時代にはバチカンに次ぐ富と権力を誇りました。

地下4階まであり、地下道を通るとタホ川に出られるようになっています。

トレド大聖堂世界で4番目に大きい聖堂です。

1位はバチカンのサン・ピエトロ大聖堂、2位はイギリスのセントポール大聖堂、3位はスペインのセビリア大聖堂です。

すべて20代のときに行ったきりで、記憶も薄れてきましたので、また訪れたいです。

トレド大聖堂は750枚のステンドグラスやエル・グレコの『聖衣剥奪』など見所満載です。

エル・グレコとはスペイン語でギリシャ人という意味です。

1541年ギリシャのクレタ島で生まれたエル・グレコ(本名:ドメニコス・テオトコプーロス)は、イタリアで修業を積み、30代半ばでトレドに移りました。

エル・グレコ引用:Wikipediaより

『聖衣剥奪』はエル・グレコがトレドに来て間もない作品で、イエスのひときわ赤い衣が印象的です。

聖衣剥奪引用:Wikipediaより

イエスの頭より上に群衆の顔があるのは冒涜であると、大聖堂側は絵の書き直しを求めエル・グレコと裁判で争います。

エル・グレコは支払い金額が半分になっても絵の書き直しに応じませんでした。

内部は写真撮影が禁止なので、チケット売り場併設の土産物店で絵葉書を購入しました。

大聖堂前にはエル・グレコの息子マヌエルが設計した市庁舎があります。

トレド市庁舎

こちらはサント・トメ教会です。

エル・グレコの『オルガス伯の埋葬』が有名です。

サントトメ教会

『オルガス伯の埋葬』にはトレドに伝わる聖人の伝説が描かれています。

14世紀、民衆から愛された領主オルガス伯爵が亡くなった日、天から二人の聖人が舞い降りその亡骸を葬ったと伝えられています。

オルガス伯はこの教会に埋葬されることを望み、莫大な財産を寄進したそうです。

埋葬に立ち会う人々はエル・グレコのトレドの友人達がモデルです。

オルガス伯の埋葬引用:Wikipediaより

「本当に埋葬されているのか」と発掘したところ、遺体はオルガス伯が亡くなったであろう時期(エル・グレコが生きていた頃よりも200年以上前)と一致したそうです。

今回は時間もたっぷりあるので、教会の方へも参拝しました。

サントトメ

14世紀には崩壊状態だったそうですが、オルガス伯爵が資材を投じ再建したそうです。

『オルガス伯の埋葬』には次々と団体観光客が入場しますが、メインの教会は無人です。

こちらは16世紀に作られた外観が重厚な建物、サンタクルス美術館です。

サンタクルス

もとは身寄りのない子供や病に苦しむ人たちが暮らす教会の福祉施設でした。

1階に展示されているタペストリーは毎年行われる聖体祭のときに街中に飾られます。

トレドは景観を保つために古い建物が多く、街全体を大きく変えることができないため、このタペストリーを飾ることで祭りの雰囲気を盛り上げるのだそうです。

サンタクルス

館内には中世以来トレドで作られてきたキリスト教美術の作品が展示されていますが、一番の見どころはエル・グレコの作品です。

サンタクルス美術館

『無原罪の御宿り』『聖母被昇天』といったエル・グレコの22の名作が展示されています。

サンタクルス

『聖母被昇天』の身をねじらせるように宙に浮かぶのは聖母マリアです。

無原罪の御宿り引用:Wikipediaより

被昇天(天使たちの手で昇天すること)を疑った弟子トマスにマリアが天から腰帯を投げて証明したといわれているのですが、その帯の一部がトレド大聖堂に聖遺物として納められています。

揺らめくろうそくの炎のように長く引き伸ばされた人物の体は晩年のエル・グレコが到達した不思議な表現で、当時の人々はその炎の中に神の存在を見出そうとしたそうです。

トレドはパラドールに泊まることと、エル・グレコの作品を見ることが目的でしたので、このほかに「エル・グレコの家」も立ち寄りました。

こちら「グレコの家」となっていますが、実際に住んでいた場所ではなく、グレコの書斎やアトリエなどが再現されている美術館です。

こちらは工事中でした。

グレコの家

続いて「サントドミンゴ・エル・アンティーゴ修道院」にも行きました。

サントドミンゴエルアンティーグォ

1085年にトレドで最初にたてられた修道院で、こちらには73歳で亡くなったグレコのお墓があります。

丁度シエスタ中で、入れませんでした。

こちらは次回訪西した際のお楽しみとしたいです。

お昼は「カサ・アウレリオ」でいただきます。

名店なのに貸切状態でした。

このあと少しずつ人が増えてきたので、やはり15時以降でないと混雑しないのでしょうか。

アウレリオ

名物「山うずら(ペルディス)と玉ねぎの煮込み」や「ケソ・マンチェゴ」というラ・マンチャ地方産のチーズの盛り合わせを注文しました。

アウレリオ

山うずらはキジ科の一種でこの地方の野鳥だそうです。

マンチェゴチーズは羊乳を原料としており、スペインで最も有名で小説『ドン・キホーテ』にも登場したそうです。

アウレリオ

こちらはソコドベール広場近くのカフェでいただいたパエリアです。

マクドナルドもあり、簡単に済ませたいときはハンバーガーをテイクアウトすることもありました。

パエリアトレドにいたときはすでにフランス・スペインに10泊目だったので、だんだん洋食にも飽きてきて、日本から持ってきたお粥やカップうどん、スープなどを部屋で食べることも多かったです。

トラベルポットはとても重宝しました。

 

今は大聖堂の裏にスーパーができまして、便利になりました。

トレド日曜日は街中の教会の鐘が鳴り響き、とても厳かな気分になります。

パラドール
ベランダでこの鐘の音を聞きながら、のんびりするのはこの上ない贅沢でした。

また必ず訪れたい街です。

今回のトレド観光やカサ・アウレリオの料理はは中丸明さんの『スペイン5つの旅』を参考にしました。

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