初めて韓国に行ったとき、楽しみにしていた食事の一つが「全州(チョンジュ)ビビンバ」でした。
日本では石焼ビビンバが有名ですが、韓国ではビビンバといえば全羅北道中部の全州市発祥のビビンバで、国の無形文化財にもなっているそうです。
本場の全州ビビンバは25種類の食材が入るそうですが、こちらも数は劣るものの彩り豊かです。
全州ビビンバは五方色食材を意識しており、体に良い5色の食材を使うことで、滋養にも良いとのこです。
赤 | 心臓に良い |
---|---|
黄 | 脾臓と胃に良い |
白 | 肺に良い |
緑 | 肝臓に良い |
黒 | 腎臓に良い |
全州ビビンバを最初に食べたのは仁寺洞サムジキル内にあった「古宮(コグン) 仁寺洞店」です。

仁寺洞散策も兼ねて食事をするのに便利な場所にあり、おひとり様でも食事がとりやすかったのですが、2017年7月に閉店してしまったとのことです。
全州ビビンバはコチジャンではなく、ユッケの味で味加減を調整するので、普通のユッケより味付けは濃いめです。
お米は牛骨スープで炊いており、ほんのり甘い香りがします。
全州ビビンバの温度は70度くらいがベストだそうで、冷めにくい真ちゅうの器で提供されます。
真ちゅうの器は見た目も綺麗で、雰囲気があります。
普段アツアツのビビンバを食べ慣れているせいか、より美味しいなと思ったのは石焼ビビンバの方でした。

こちらの石焼ビビンバは「全州中央会館 明洞本店」に行ったときの写真です。

名物「石焼ビビンバ10,000W」は春菊やキノコ、セリ、キキョウ、ワラビ、松の実、銀杏、牛肉など35種類もの具材が入っているそうです。
アツアツでおこげもあり、パンチャン(おかず)も全て混ぜて美味しくいただきました。
こちらは初めて訪韓した母と「古宮 明洞店」へ行った時の写真です。
二人でしたので「海鮮チヂミ17,000W」も注文しました。

チヂミは卵多めのふわふわタイプでした。

お店の雰囲気としては「古宮」の方が良いので、年配の方との旅ならこちらをおすすめします。(ただ2階にありますので、母は「階段がきつい」と申しておりました)
次回訪韓することがあれば、新たなビビンバのお店を開拓するつもりです。


